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ネイリストに必要な適性
JNECネイリスト技能検定2級やJNAジェルネイル技能検定の中級以上の資格を取得したり、ネイルスクールを卒業すると、ネイルサロンへの就業がグッと現実的になります。
ところがネイルサロンでプロのネイリストとして活躍し始めると、「ただ施術が出来ればそれで良い」というわけにはいきません。
お客様の要望や体調、爪の状態などをチェックしながら、お客様本位のサービスを提供しなければなりません。
このページではネイリストに必要な適正についてまとめています。
①コミュニケーションスキル
ネイルサロンや自宅サロンでネイリストとして活躍する場合、どうしても外せないのがコミュニケーション能力です。
ネイルサロンでは施術前にお客様から「今日はどのようなデザインに致しましょうか?/何かご希望はございますか?」とカウンセリングや聞き取りを行います。
この時「もうすぐ誕生日なので、誕生日に相応しいデザインにしてください」とお願いされたら、「ではお客様は魚座ですね。魚や海をモチーフにしたデザインにしましょうか?/もうすぐ春ですし、お客様の好きな色はピンクという事なのでピンクベースの明るいデザインに致しましょうか?」など、ネイリストから積極的にデザインの提案が出来ると、お客様としても「こんな発想でデザインが作れるんだ」と嬉しくなってきますね。
ネイリストの発想も大事ですが、コミュニケーションスキルがなければそのアイデアを正しく顧客に伝える事が出来ません。
また顧客が言いにくそうにしている事をさっと読み取ったり、顧客の爪の状態が悪いとリペアなどの提案もしなければなりません。
正確に爪の状態を伝えたり、どのような補習をすればいいのか正しく伝える力がないと後でトラブルになる可能性もあります。
②集中力
簡単なネイルケアであっても、大事な施術では集中しなければなりません。
爪の形はシンメトリーに整える必要がありますが、集中力が切れたりお喋りに夢中になっていると基本的な部分がガタガタになる可能性もあります。さらに高度な技が要求されるジェルチップオーバーレイやジェルクリアスカルプチュア、ジェルイクステンションなどの施術では集中力がなければ施術は成功しません。
施術を失敗するとお客様の負担も大きくなるため、ネイリストにとって集中力は必須の能力。
また集中するためには十分な休息が必要です。
③ネイルが好きなこと・ 好きで居続けられること
ネイルが好きでなければネイリストとして活躍する事は出来ません。
「お金になりそうだからやってみよう」くらいの軽い気持ちでは長続きしないのです。
なぜならネイリストの仕事は見た目ほど華やかではありませんし、地道な作業の繰り返しです。
腰痛や頭痛、目のかすみ、運動不足など職業病に悩まされ、思ったほどの給与ももらえない事もあります。
それでもずっと仕事を続けていけるのは「ネイルの仕事が好きだから」。好きという気持ちがあるから向上心や研究心も持てますし、キツイ仕事でも頑張れるのです。
ネイリストに必要な条件はズバリ「ネイルが好きな事」です。