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絵が下手でもネイリストになれる?
「ネイリストになるのに、画力が必要じゃないですか?」という言葉を、以前お客様から言われた事があります。正直私の美術の点数は2や3ばかり。
人よりも抜群に画力があるわけではありません。そんな「絵心ないネイリスト」の私でもプロとして仕事は出来ます。
このページでは絵が下手でもネイリストになれる理由をご紹介し、疑問にお答えしています。
ネイルデザインと絵の上手さは別物
ネイルデザインはとても綺麗ですよね。美しい花の模様や幾何学的なデザインを見ると、「プロのネイリストには高い画力が必要」と感じられるかもしれません。
けれど実際に施術する側からすれば、決して絵の上手い人ばかりではなく、あまり絵心がない方もしっかり施術出来ています(もちろん中には、絵画を描かせても上手なネイリストもいます)。
ネイルでアートを表現するためには、ある程度のテクニックがあります。例えば「ぼかし(グラデーション)」。
3色のグラデーションを作る時は、濃いめのジェルは少なめにする事。
そして筆でぼかす時は出来るだけ筆を寝かせて圧力を掛けない事。
一度ぼかしたらその都度筆を綺麗に拭く事などのポイントを抑えると、綺麗なグラデーションネイルが完成します。
それだけでも「絵心あるネイリスト」っぽく見えますが、実は技術を知っているというだけの話です。
個人的には絵心よりも色彩感覚の方がずっと重要だと思っているので、絵の練習をするよりも色の勉強(色の種類や補色、色の組み合わせなど)をする方が良いかもしれませんね。
ネイルデザインと絵の上手さには、実は相関性はあまりありません。
それでも絵が描ける方が有利じゃないの?
確かに上手な絵画が書けるネイリストもいらっしゃいます。
画力があると確かにネイリストとしては有利かもしれませんね。ネイルアートに絵画の要素を上手くミックスさせた方もいて、ネイルデザインと言うよりもアートの域まで行っていますからね。
けれど依頼者の全てが「爪の上に芸術作品を描いてください」と言うわけではありません。
シンプルネイルを希望される方も結構多いですし、色の美しさでリピートしてくださるお客様も少なくないのです。
綺麗な絵が描ける事に越したことはないですが、プロのネイリストにとって必ずしも高い画力は必須ではありません。
「上手な絵が描けないから」といって、ネイリストになるのを諦めるのは考え違い。実際にネイルの仕事をしてみると、私の言っている事が本当の事だと理解してもらえるはずです。
ネイルデザインに必要な画力は努力でカバーできる
ネイルデザインに必要な画力はもちろんあります。
けれどそれは努力でどうにでもカバー出来ます。筆を使ったテクニックは最初は慣れないため上手く出来ないものですが、慣れれば素早く、そして綺麗に処理できます。
テクニックは練習あるのみです。「習うより慣れろ」の精神で頑張ってきました。
一部の天才ネイリストが持つ超絶技巧がなくても、努力でネイルデザイン力や技術力はマスター出来ます。
悲観するより先にまずは指を動かして、少しでも多く練習するのが先ではないでしょうか?